アイシングクッキーの先生の所で、クッキーの作り方だけの講座に行ってきました。
カメラを取り出すと、「今日はがっつり理論だから最初は写真の出番ないよ~」と先生。言葉通り最初の方は小麦粉、砂糖、卵、塩それぞれの材料の特性とクッキーの中での役割なんかをテキストを見ながらお勉強の時間でした。みっちり2時間近く。
今回の受講者は4人。二人は既に講師の資格を持っていて、一人はこれから別の協会の資格の試験を受ける予定とのこと。その人はなんと岐阜の私の実家の隣の町ぐらいの所から、車で三時間かけてやってきたんだって。先生も出身は高山で、その人私と図らずも3人も岐阜県出身がいるという、面白い感じでした。
三人が経験者だけあって、質問の内容も私が気づかないようなことを聞いてくれてたので、とってもためになりました。
座学の後は実際にスーパーバイオレットとクーヘンという二種類の小麦粉と普通の無塩バターと発酵バターを使って4種類の生地を作って試食をします。
微妙に色が違うのと、同じグラム数なのに嵩が違います。
発酵バターは高いのでなかなか買えないけど、すごくいい香りがして、幸せな気分になります。
バターは1センチ厚さに切って、ボウルに手で押し付けて置いておく。手の熱と、部屋の温度が伝わって、柔らかくなります。柔らかくするのに電子レンジはダメだって…。急いでるときとかやってました。スミマセン。ダメな理由もちゃんと理論的に教えてもらえたのでよかった。
砂糖とバターを混ぜる時にどの程度混ぜるのか、ミキサーを使うのか、ヘラを使うのかでも食感も味も変わってくる。砂糖の種類によっても勿論変わる。
卵はMサイズ一個とかじゃなく、グラムで量る。
しっかり混ぜて乳化させるのが大事。
乳化がちゃんと出来たらゴムベラに変え粉を加えてさっくり混ぜる。
大きいそぼろ状になったらボウルから取り出してまとめる。
このボウルが底が平らの部分が多くて安定するし、カーブの具合もハンドミキサーの時すごく使いやすい。あとゴムベラで済ませていたけどドレッジ、買おうと思う。
生地の中で混ざり具合や乳化の度合いが違う所があるのが綺麗に焼けない原因の時もあるそうで、適切な大きさや形の道具を使うことも大事なんだって。
生地をまとめて延ばしてから冷蔵庫に入れて休ませます。
時間が無かったので15分ぐらいしか冷蔵庫に入れて経ってないけど型抜き。
この写真だと小麦粉の色の違いがよく分かるかな。ハート♡と星☆はスーパーバイオレット、四角□と四つ葉🍀がクーヘン。星と四つ葉が発酵バターチーム。
型抜きも全然くっつかず、スッと離れるので、細かい部分もきれいに抜ける。
しっかりと焼くことで小麦とバターの香りが活きてくるので、しっかり火を通す。焼き上がりはこちら。角がしっかり立っていて、表面がツルツル。
ボウルから取り出した後の混ぜ具合で、同じ生地でもこんなに仕上がりに違いが出るなんて、驚きでした。
生地を冷やしてる間にもう一種類、モチコクッキー。横浜のお菓子教室の先生が考案したレシピ。
プロが教えるお菓子教室★技術がなくても美味しいケーキ、アイシングクッキー 横浜港北ニュータウン『アトリエモチコ』
これも複雑な型なのに、スルリと抜けるんですよね。こちらの生地は卵不使用。アイシングも卵不使用のを使えば卵アレルギー対応ができる。
お昼ご飯も食べずに10時半から14時近くまで。でもあっという間に時間が過ぎてしまいました。
自分で作ってみたらまた質問も出てくると思うので、何度か作ってみたいと思います。