最初のデザイン段階より、お花の数も、藤下がりの段数も増えました。
だいたい市販のだと鈴がついていますが、藤下がりの一番下には本真珠。
子供の顔にも触れるものだから、安心な素材を使いたいという意味もあるそうです。何より綺麗ですしね。
蝶ちょの体と触角、お花の中心のペップなどをボンドでつけて、ビラや下がりと一緒に組み上げていきます。
組み上げに使う糸は舞妓さんなんかの簪には、絹糸を使っているそうで、桜居先生も作品には撚っていない極天糸という絹糸を使うこともあるそうですが、なかなか手に入るものではないみたい。
この時はサテンの刺繍糸を使っています。
3歳用なので、パッチンとできるスリーピンにしました。
ビラかんざし。
ちょっと長めの5段の下がり。
ピンクのグラデーションと、ミントグリーンのワンポイント。
コームと一緒に組んだ前差し。
しっかりと頭の上で立つように、前に支えが出てます。
端っこは針金が出てきて危ないので、念入りに巻いてあります。
市販のものには無い色使いのものが出来たし、初めて作ったにしては上出来なのではないかと思います。