deuxpoints’s diary

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ノロウィルス対策に使える消毒液の作り方

年末に、うちの娘たちの小学校では給食センターの人がノロウイルスにかかったとかで、数日給食が中止になりました。

幸い給食を食べて感染した事例ではなかったのですが、中止の間はお弁当。その間あらかじめお弁当の予定の日もあって、土日も挟んだので予定外のお弁当は2回だけでしたが、いつ再開になるのか分からないのが不安だったし、何より早起きが辛かった。

 

三姉妹は昨日始業式で、幼稚園からもノロウィルスに注意というお知らせが来ました。

嘔吐物の処理の時に使う消毒液の作り方も載っていて、参考にしようと思いましたが、

0.1%次亜塩素酸ナトリウム溶液がいいとのこと。

原液の濃度が5%の場合~とか書いてあるんだけど、具体的な商品を出してくれた方が分かりやすいよ~!

 

家庭にあるものでは次亜塩素酸は、「塩素系」の漂白剤。近頃衣料用は酸素系の漂白剤が多いので、キッチン用の方が一般的かも。

キッチンハイターなどの塩素系の漂白剤の場合大体次亜塩素酸ナトリウムは5~6%の濃度。

ミルトンとかの哺乳瓶用の消毒液の場合は1%ぐらい。

 

キッチンハイターは10mlを500mlに希釈すると、0.1%濃度の消毒液ができる

ペットボトルのふたは大体5mlなので、ペットボトルを使う場合はキャップに2杯入れればいい。

 

濃度を6%として、50mlを3Lに希釈して、0.1%にするという情報もありますが、中途半端なので、慌ててるときは簡単な方がいいかと思います。

1Lの場合は漂白剤20ml、2Lの場合は40mlです。

ミルトンの場合は濃度が薄いので、5倍必要。50mlを500mlに。

 

0.1%=1000ppm*1の消毒液は、嘔吐物や排せつ物などを処理する時に使う。嘔吐物に新聞やペーパータオルをかぶせ、上から0.1%次亜塩素酸ナトリウム溶液をかける、使ったマスクや手袋などもビニール袋に0.1%液を入れて密封など。

 

0.1%の1/5の濃度の消毒液でも、処理した後の床拭き、ドアノブなどのふき取り消毒には有効。

0.02%=200ppmの場合は2mlを500mlに薄める。

いちいちきっかり測らなくてもペットボトルのキャップ半分を500mlペットボトルに入れればOK。

または先ほどの0.1%濃度のものを更に5倍希釈すればいい。

100ml取って500mlに薄めるとか。50ml取って250mlにするとか。

ミルトンなど1%の原液の場合は10mlを500mlに薄める。

 

次亜塩素酸ナトリウム溶液は、日にちが経つと分解して濃度が下がるので作り置きはしない。そんなに高いものでもないので、余ったら捨てるか何かの漂白に使いましょう。

ノロウィルスには熱湯消毒も有効だけど、次亜塩素酸ナトリウム溶液を熱湯で作るとこれまた分解してしまうので、必ず水で。

 

漂白剤も保存期間によって分解してるかも。濃い目に作ってもいいみたい

花王のサイトを見てみると、濃度が5%ですとは書いていない。

12%次亜塩素酸ナトリウムの製造メーカーのサイトを見てみると、12%の溶液は時間とともに分解して、3.7%にまで濃度が低下するとある。

高杉製薬/次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)/塩素系漂白剤

 

花王のお問い合わせサイトによると、0.1%、1000ppm以上にするには1Lに50ml、200ppm以上にするには5Lに50ml必要とのこと。500mlの場合は25mlと5mlとなって、先ほど書いたものの2.5倍。

長期の保管や高温・直射日光等によって、主成分の次亜塩素酸ナトリウムはゆっくりと分解していきます。古い製品のご使用は避けてください。

 

と注意書きもあるので、保存によって濃度が低くなってる場合を加味して多めに書いてあるんだろうな。

心配な場合は、花王の回答にあるように、2.5倍の濃度で作ってもいいのかもしれない。

ちなみにハイターのキャップが1杯25mlなので、1000ppmの場合は500mlにハイターのキャップ1杯。

 

花王株式会社 お問い合わせ 次亜塩素酸ナトリウムを含む花王の塩素系漂白剤について教えて

 

  

www.mhlw.go.jp

情報は厚生労働省や、自治体等のものを参考に。

 

 

 

*1:%は100分の1、ppmは100万分の1のこと。100%=100万ppm