deuxpoints’s diary

子育て、趣味、習い事、日々の出来事など

バレエ衣装のサイズ直し、ムシの作り方を写真で解説

2016年へのカウントダウンは、たまたまチャンネルを変えたらやっていたシルヴィ・ギエムのボレロでした。

年明けとともにピッタリ曲が終わってすごく気持ちよかったし、ギエムさん初めてテレビで見たのですが、素晴らしかった。ラストダンスを日本のテレビの企画にしてくれて本当にありがとうと思いました。

 

一緒に話題にするなと言われるのは重々承知、全然レベルは違いますが、うちの三姉妹もバレエ習っていて毎年3月末に発表会があります。

 

毎年苦労するのが、衣装のサイズ直し。

これでぴったり!と思ってても、先生や先輩ママさんに直してくださいと言われることも多い。

丈を詰めたり、脇を詰めたり、色々直すところはあるし、生地は分厚いし、それでいて表面はサテンだったりレースだったりチュールだったりで繊細だし。

 

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面倒なことの一つがホックの受け。ムシとか糸ループと呼んだりもします。

教室ではムシって呼んでる人が多いかも。

糸ループって言うと鎖編みの方を思い浮かべてしまう。

 

毎年どうやってやるんだったっけ?となるので、自分なりにやり方をまとめてみました。

 

以下の写真は毛糸で説明しています。実際は太めの糸を二本どりで。

 

まず土台の糸を渡します。この幅が狭すぎるとホックがはまらないので注意。

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2~3回土台となる糸を渡して、端っこに針を出します。

 

f:id:deuxpoints:20160314205103j:plain針の先端を渡した糸の下にくぐらせて、針先に根元の糸を掛けます。あるいは最初から進行方向に根元の糸を渡した糸と平行に置いておいて、渡した糸をくぐり、置いておいた糸の上を通る方法でも結果は同じ。

 

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数回続けるとこんな感じ。逆から見るとこんな感じ。

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渡した土台の糸をくぐって、針先が根元の糸の上を通る。

 

渡した糸の下を通る時に通りにくいときはちょっと引っ張り気味にして、渡した糸を生地から浮かせて、その隙間を通すとやりやすくなります。

 

 

結果は同じですが、別のやり方もあります。

そのまま素直に渡した糸の下をくぐらせて、できた輪っかに針先を通す。

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先ほどの根元の糸の上を通す方法と結果的にやってることは一緒なのです。

  

f:id:deuxpoints:20160314211502j:plain上と下の絵、くるっとひっくり返すと同じになるの分かりますかね?

どちらでもやりやすい方で、試してみてください。

 

 

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面倒ならば、ぐるぐる糸を巻き付けるだけでも、できますよ。

スナップボタン、ホックを付ける時にも使えます

このムシを作る時と同じ針の運びをすると、ホックの本体やスナップボタンを付ける時に丈夫につけることもできます。

ブランケットステッチ、ボタンホールステッチも同じ要領です。

使う糸は太めのものを。針は細めの方が好きです

ムシを作る時はボタン付け糸、穴糸などという名前で売られている、太めの手縫い糸を使います。衣装の色とピッタリ合わせたい場合は、刺繍糸を2本どり、3本どりで使ってもOK。

「太い糸には太い針」が基本ですが、私はバレエ衣装の直しには「みすや針」の「きぬ」という細い針を使っています。細い絹糸用の針なので、糸を通すときは糸通しが無いと通せないですが、生地を縫う時には針の通りが良くて縫いやすい。 生地を縫う時に針が通りにくいと思ったら、一度試してみてください。

 

 

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FUJIX(フジックス) タイヤー 絹縫い糸 見本帳

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