お茶習ってたのをお休みしてずいぶん経ってしまいました。
お勤めしていたところで習っていた人がいて、その人に紹介してもらって始めて、結婚した後も続けていたのですが、出産でお休みしている間に、先生が亡くなってしまい、引っ越しがあったり、新しい場所で教室を探すのもなかなか難しくて、そのままになっています。
「水無月」は毎年6月の最後のお茶のお稽古には決まって出てくるお菓子でした。
夏越しの祓という一年の半分の穢れを落として、残り半分の無病息災を祈る行事、その時に食べるお菓子なのだそうです。
和菓子屋さんで売ってるかな?と思ったんですが、お店に入ってみて売ってなかったら悲しいし、以前「グレーテルのかまど」でやってたので、今年は作ってみることにしました。
グレーテルのかまどのレシピは番組オリジナルのレシピだそうで、葛粉とわらび粉を使っていました。
図書館で何冊か和菓子の本を借りてみたところ、小麦粉がベースのものが多かったので、そちらを採用。
薄力粉に、上用粉、浮き粉とか見たことない材料のレシピもありました。
上用粉は上新粉と同じうるち米が原料で更に粒子が細かい粉で、浮き粉は小麦でんぷんのグルテンを分離精製したものだそうです。
専用のものを買った方が美味しく作れるんでしょうが、今回は家にあるもので。
薄力粉、上新粉、葛粉のレシピで、葛粉の代わりに片栗粉にして作ってみました。
グレーテルのかまどでは小豆の蜜漬けを4日かけて作ってたので、それやってみた。
あまりいい小豆じゃないので粒が小さいし、割れちゃってますけどね。
専用の型は無いので、琺瑯で。小麦粉などを混ぜて作った生地を蒸して、固まったら小豆を乗せて、ちょこっと残しておいた生地をかけてもう一度蒸す。
火が通るとちょっと透き通ってきます。
冷えたら型から出して、三角に切って出来上がり。
三角なのは氷を模してるからなんだそうです。
平安時代に貴族が氷室に氷を保管しておいて夏に暑さを凌ぐために使っていたそうですが、庶民にとっては無理な話、せめてお菓子で…ということらしい。
ういろうの上に甘納豆が乗ってる感じです。蜜漬けは甘納豆の砂糖を落としたものでも代用できると本に書いてありました。
子どもたちにも夫にも好評でした。
葛粉とわらび粉だけだともっと透き通って氷っぽくなるだろうな。葛粉もわらび粉も買ったことが無いのですが、一回買ってみてくず切りやわらび餅を自分で作るのもいいかも。
他にも作れそうなものがあったら本の中からいくつか作ってみたいと思います。