去年の九月に書いた記事の後すぐに資料請求して、個人型確定拠出年金を始めることにしました。とはいっても資料が届いたら安心してしまって、結局返送したのが年末になってしまい、実際に拠出が始まるのは3月15日からになってしまった。
個人型確定拠出年金は愛称が「イデコ」iDeCo。Defined Contribution Planが略してDCだったのを、個人individualを付けてってことなんでしょうね。iDCだと大塚家具みたいだからな。
ところで日経新聞によると、大手8社に行ったアンケートでは新しく申し込んだ人のうち、40歳代が42%、40歳代以下での世代で8割弱。通常の投信だと50歳代以上が7割なんだとか。でもDCは60歳までしか加入できないので30~40代が多くなるのは当たり前だと思うけどね。
申込者の職業では公務員が45%、専業主婦は7%。
今年一月からの加入対象者拡大後の申込件数は4万6千件だそうです。
単純に計算すると主婦で始めた人は全国で3000人ちょい。
私は年末に申し込み資料を返送して、1月中旬に「資料を受け付けました~」っていうメールが来て、先日国民年金基金連合会から「個人型年金加入確認通知書」が届きました。
もともとSBI証券に口座があったのでSBIで申し込んだのですが、注意が必要なのは拠出金の引き落とし口座にSBI銀行が使えないこと。
「一部金融機関は国民年金基金連合会との口座振替契約を行っていないため、引落機関としてご指定いただけません(住信SBIネット銀行、楽天銀行などネット系銀行、商工中金、農林中金、シティバンクなど)」
DCは証券口座とは別物なので、他に株や投信、NISAもやる予定はない人は証券口座を持つ必要はないです。でもせっかくなのでこれを機に証券口座がない人は開設するのもいいのでは?NISAやるのもいいし、株主優待、楽しいですよ。
最初は元本確保のスルガスーパー定期に割り振られています。
どうしてもリスクはとりたくないっていう人はそのまま定期にしておけばいいんじゃないですかね。口座管理手数料がかかってくるので注意が必要ですが、所得税や住民税を払っている人なら、拠出金は控除されるので、それだけでも拠出金の15%以上は普通に貯金してるよりもお得になるし。15%というのは住民税10%、所得税5%で計算してるので、所得税が高ければもっとお得になります。
リスクを取ってもいいよという人は「掛け金の配分割合を指定する」っていうところから、完本確保タイプ以外のものに掛け金をかけます。株式、債券、REIT、などが国内国外、先進国新興国と揃ってるので、この中から自分で選んで配分します。
私はよく分からないし、ちょこまか配分を変える性質のものでもないので、前回の記事でも読んだ本(iDeCoの制度が始まる前なので、少し情報が古いですが)をまた図書館で借りて参考にインデックスファンドにしようと思ってます。
ちなみにSBIにはカンブリア宮殿で話題になっていた「ひふみ」の商品もラインナップされていましたよ。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
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著者の山崎元さんの主張は結構気持ちよくて、他の人の本はあまり読んでないので比べられないけど、いくら過去の実績がいい投信でも未来の補償にはならないから買うのはインデックスファンド。手数料だけで比較すべし、これだけ。
DC用には他よりも手数料が安い投信がある場合が多いそうなので、手数料をよく見ないとな。
合わせて「なぜ女性は老後資金を準備できないか (講談社+α新書)」っていう本も借りてみたのですが、これはアンケートを元に老後や投資に対する女性の心理を予測してみるっていう感じの本でした。年金に対して不安や不満を持ってるけど、老後の資金の準備は何もしてないっていう人が多いと。
iDeCoを始めればこれで安心ってことはないですが、何もしないよりはいいんじゃないかなって思います。